東洋証券・深堀マネージャーが
中国企業と株についてわかりやすく解説します

第79回
「鳥インフルエンザ」の影響

先週末は上海や湖北省での
「鳥インフルエンザ」が騒がれました。
株式市場への影響がどうか懸念されていましたが、
蓋を開けてみると
本土市場(上海・深)はいずれも上昇しました。
上海A株は+34.9ポイントで2.1%上昇、
B株も+1.51ポイントで1.3%の上昇。
もA・B株ともに2.1%上昇しました。

ただこれは「鳥インフルエンザ」の影響が
全く無かったというよりも、
ベンチャー市場創設や年金・保険資金を
株式市場に呼び込むことなどを盛り込んだ
「資本市場整備に関する基本方針」を
政府が発表した事が好感され、
悪材料も揉み消された格好となりました。

むしろ香港市場のほうが敏感に反応し、
ハンセン指数やH株指数、
レッドチップ指数は軒並み−2.1%の下落となっています。
しかしこれも「鳥インフルエンザ」という悪材料は一部で、
別の要因によるものと判断されます。
今はあくまでも年初までの上昇に対する調整局面で、
これがスピード調整か否かの違いだけだと思っています。

年初の予言(私)どうりに
動態的(ダイナミック)な展開になった方が
面白いと思っています。
また、物色範囲の広がりや出遅れ株、
ニューヒーローの登場などを
ワクワクしながら大いに期待しています。

うちのスタッフが「我慢はロマン」と言っていました。
「シノトランス」(598)
「中国人寿保険」(2628)
「人民財産保険」(2328)
「中国航空科技」(2357)
「中国移動」(941)
「HKEX(香港証券取引所)」(388)などの
押し目買いをお勧めします。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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