東洋証券・深堀マネージャーが
中国企業と株についてわかりやすく解説します

第76回
H株はバブル?

【夢を語ろう】

2001年2月19日、
中国当局が国内投資家にB株を開放すると、
B株の株価は僅か3ヵ月で約3倍になりました。
(その後は現在まで低迷していますが・・・)

当時は、上海B株にしても
株価1米ドル以上の銘柄は数銘柄しかありませんでした。
30〜40セントの株の大半が
1ドル以上になりました。

私はそれ以前、
機会あるごとにスタッフやお客様に
「いずれ株価1ドル以上の銘柄が陸続と出現するでしょう」
と中国株の夢を語っていましたので、
我ながら驚きました。と同時に、
「しまった、もっと買っとけばよかった」
と後悔したことも覚えています。

「夢」が一歩、現実となった訳ですが、
ただ漠然と「夢と浪漫」を語っていた訳ではありません。
当局の政策がもしこうなったら、
市場活性化策でこんな材料が出てきたらうんぬん、
目先や中・長期にわたる見通しを想定して
「夢」を語っていました。
(決して今になって言ってる訳ではありません。)

今、香港H株市場には二桁銘柄
(株価10香港ドル以上)が5銘柄ありますが、
その他の多くは1ドルや2ドル5ドルといった株価です。
H株指数構成銘柄の単純平均株価は5.17香港ドルで、
全銘柄平均単純株価は4.34香港ドル(21日大引け)です。

株価が二桁10香港ドルといっても、
日本円で140円の株価です。
中国を代表する、各業種の代表銘柄が
10香港ドル以上になっても
今なら100円台の日本株と同じ株価で購入できます。
もしその中から将来、
世界で通用する優良企業に
成長する銘柄があったとしたら・・・「夢」は膨らみます。

H株はバブルじゃないかと思われている方も
いらっしゃると思いますが、
私はいずれ二桁銘柄が大半を
占めるようになると思っています。
H株に限らずレッドチップやB株にも
同じことが言えると思っています。
何故か?私なりの理由を次回お伝えいたします。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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