東洋証券・深堀マネージャーが
中国企業と株についてわかりやすく解説します

第72回
新年快楽 明けましておめでとうございます

【上がってなんぼ】

麻雀の最中に沈んでいる人が
「上がってなんぼじゃ」とよく言います。
負け惜しみのように聞こえますが、
実際にゲームが終わってみると
その人が勝っていたりします。

昨年の中国が正にその通りではなかったでしょうか。
全人代で新指導部へのバトンタッチが
スムーズになされた直後、
世界中を震撼させた恐怖のSARS。
中国経済への打撃や後退が予想され、
香港に上場しているH株や
レッドチップ銘柄は下落し、
上場来安値や年初来安値を付けた銘柄が続出しました。

しかし、後退するどころか
GDPの伸びは前年を大きく上回り、
マクロ経済の堅調はさることながら、
四半期ごとの上場企業の業績の伸びも
好調に推移しています。

私が感動したのは12月17日、18日に
中国人寿保険(2628)がNYと香港に
同時上場したことです。
TVニュースや新聞にも大きく取り上げられました。
世界中で最大規模の大型上場を果たしたのは
中国だったのです。
世界の証券市場で、2003年の「有終の美」を
「中国」が飾ったと言っても
過言じゃないと思いました。
懸念されていた需給悪化懸念も
旺盛な機関投資家や個人投資家の買いで
クリアーしました。

蓋を開けてみたら主役はやはり
「中国」だったのではないでしょうか?
今年の中国も「上がってなんぼ」になるんでしょうか?
もしそうなら・・・・さて、
下げを期待してる人はいませんか?
今年もよろしくお願い申し上げます。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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