第10回
国慶節とニュース(欧亜農業)
中国は今、国慶節(建国記念日)で、一週間から10日の連休です。
中国は国慶節に限らず、
旧正月やゴールデン・ウイークなど結構長い休日があります。
政府が旧正月はともかく、
休日や連休を大型化した狙いの一つに個人消費の拡大があります。
先月、中秋節の前後は町中を月餅が飛び交っていました。
今年の国慶節は、日中国交正常化30周年記念ということもあり、
各地でショーやイベントが開催されています。
全国の観光収入(国内外)やショッピング、レストラン等の飲食などなど、
その経済効果は毎年増大しています。
しかし、民族の大移動と呼ばれる旧正月だけではなく、
連休中の交通渋滞は大変です。
都市部での航空機や汽車、バス、タクシーなどの
乗り物利用はパニック状態です。
東京の交通渋滞、特に朝夕の通勤ラッシュには閉口しますが、
中国も年々自転車ラッシュから自動車ラッシュになっています。
この自動車について。
さて、中国の新三種の神器(住宅・マイカー・コンピューター)の一つ
に挙げられていますが、マイカー事情はどうなっているのでしょうか?
次回から、ご紹介していきたいと思います。
■ ニュース
香港市場上場の欧亜農業(コード0932)関連記事
新義州特区(北朝鮮)の行政長官に任命されたオランダ国籍の華人実業家、
楊斌氏が4日午前、中国警察当局に事情聴取のため連行されました。
詳細は省略させていただきますが、
楊氏が代表を務める企業の税滞納問題に関連があると見られています。
欧亜農業は先月30日から売買停止となっています。
香港証券取引所は「重要情報の未開示」を理由としています。
同社は3日、楊斌会長が9月26−27日の2日間で
同社の発行済株式8188万株を市場で売却したことを明らかにしました。
27日の発表では、同氏が市場で売却した株数は3938万株で、
実際はこの2倍に相当する株式を売却したことになります。
当局は株価操作、不動産会社の違法経営などでも
詳しい事情を聴取する方針という。
欧亜農業(控股)
香港に籍をおき昨年7月に香港市場上場。
異種交配やクローン繁殖などのバイオ技術や、
温室のコンピューター管理を使った草花栽培や農業の工業化により、
欄、シクラメン、ガーベラなどを生産。アグリビジネスを展開している。
9月27日の株価は0.38香港ドル。
欧亜農業 (香港市場コード0932)
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