第6回
お薦め銘柄はなんでしょう?
今年、旧正月を過ぎた3月頃から皆様にお薦めした銘柄があります。
邱先生との中国投資考察団の皆様には上海で、そのほか大阪、
名古屋、四国は中村支店の講演会でもご紹介させていただいた銘柄
の一つです。昨日は四ッ谷支店のセミナーでもご紹介して来ました。
その銘柄は3月から僅か3〜4ヶ月で株価は2倍になりました。
さて、その銘柄とはなんでしょう?最後のヒントから銘柄を当てて下さい。
中国の株式市場は昨年、
時価総額ベースで香港市場を追い抜きました。
アジアでは東京市場に次ぐ第二位の市場になりました。
とはいっても、株式市場の歴史はまだ浅く10年そこそこです。
小学生がこれから中学生へと成長していく段階に似ています。
株式市場の主役もどんどん変わっていきます。
上海市場に大衆交通という企業があります。
以前は大衆タクシーという社名でした。
ご紹介すると皆さんは
「エッ?タクシーの会社?」「あまり関心ないなあ」
と言われる方がほとんどでした。
しかし、サービスという概念が乏しかった中国では、
この大衆タクシーはパイオニア的存在になったのです。
日本のタクシーサービスを参考にし、その後も新システムを導入。
今では金融や保険、不動産分野にも進出しています。
株主にとっては、数度の分割を繰り返し、
株価パフォーマンスと併せると既に20倍以上の資産増になっています。
日本の既に成熟した産業や企業と比べると、幼稚に見える中国の企業は、
逆に大きな成長力を秘めているという一例です。
余談ですが、私は上海では必ず大衆タクシーを利用します。
車内のプレートに星☆マークが一つとか3つとか貼られていて、
それがドライバーの評価として乗客に一目で分かるようになっています。
また、道を間違えたりするとタクシー代は無料になります。
さて、最初の問題のヒント、私がお薦めしてきた銘柄とは一体何でしょうか?
ヒント I 93年7月、初めて香港上場を果たしたH株の第一号です。
ヒント II 嗜好品を製造しています。
ヒント III 中国では今後どんどん愛好者が増えていくのは
間違いありませんが、20歳未満はだめです。
ヒントIV ライバル企業は「三得利」などがあります。
答えは、次回にお知らせいたします。
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