東洋証券・深堀マネージャーが
中国企業と株についてわかりやすく解説します

第2回
「中国株」これだけは覚えてください。

遅い夏休み休暇で田舎に帰っていました。
車で片道14時間かかりました。約1100kmです。
すでに中国で始まったメガプロジェクトの
「西気東輸」(ガスパイプライン敷設)が約4200kmという距離です。
道なき山野に資材を運び、ガスパイプを敷設していく長遠な作業。
なんの障害もない高速道路を運転しながら
ふとそんなことを考えていました。
中国のビッグプロジェクトのことは、
後日ご紹介していきたいと思います。

休暇中に皆様から、
たくさんの激励やご要望のメールをいただきました。
今更ながら「ハイハイQさん」の人気に圧倒され驚いています。
どうも経済は苦手だ、株のことはよく解らない
という方もいらっしゃいます。
これからは基礎的なことと、スポット的なニュースや情報を
半分ずつくらいお伝えしていく予定です。

「中国株」これだけは覚えてください。
AとBとHそしてレッドチップ。
中国の株式市場(取引所)は上海と深の二個所です。
この両市場で国内投資家が取引している株式をA株と呼びます。
上場企業数は約1200社です。
人民元で売買されてますので私たちはまだ購入することが出来ません。

次にB株とは、私たち海外投資家が売買できる中国の株式のことです。
92年に海外投資家専用市場としてスタートしました。
今年でちょうど10年目です。
昨年の2月19日からは、
外貨預金口座を持つ国内個人投資家(中国)にも開放、
B株の売買をすることが認可されました。
人民元建てで売買されるA株と違って、
上海B株は米ドル建てで、深B株は香港ドル建てです。
したがって株価もそれぞれの通貨で表示されます。
両市場で110社のB株があります。
まだ市場規模も小さく、流動性の問題などから
機関投資家が参入しにくい市場といえます。
だから逆に、今は個人投資家にとってはチャンスだと思われます。
B株のなかには、世界でもトップクラスの企業もあれば、
あまりお勧めしたくない企業もあります。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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