| 第186回B株ランク3:低株価、江鈴汽車が第1位
 B株110銘柄において、AからEまでの五段階評価の
 A評価とB評価の25銘柄で、
 株価(上海B株は米ドル株価ですが、
 香港ドルに為替変換して、算出しています)が
 低いものについて、
 低い順トップ5は以下の通りになります。
 1.江鈴汽車(ジャンリンモーター、200550) - 3.54香港ドル2.華新水泥(ファシンセメント、900933) - 3.59香港ドル
 3.万科企業(バンカキギョウ、200002) - 3.77香港ドル
 4.武漢鍋炉(ウーハンボイラー、200770) - 3.81香港ドル
 5.上海陸家嘴金融貿易区開発
 (リクカシカイハツ、900932) - 4.13香港ドル
 
 対象のB株110銘柄で、
 取引停止などになっている3銘柄を除いた
 108銘柄の平均株価は3.65香港ドルになります。
 このA評価とB評価の25銘柄の
 平均株価は5.74香港ドルです。
 上記の第1位の江鈴汽車と第2位の華新水泥は、
 A評価とB評価にも関わらず、
 B株全体の平均をも下回る株価ということになります。
 株価を純粋に一つの指標としてとらえて、ほかのものと比較して考えることは、
 株取引において、あまり賢明な方法とはいえません。
 ただし、中国株はある意味で「安さ」が魅力であること、
 実際、日本などでも「低位株」などが
 もてはやされる傾向にあることから考えて、
 とにかく「安い株価」のものを探す
 というのも一つの手だと考えます。
 B株はいずれも額面1元で、計算しやすいということもあります。
 しかも、上記はA評価とB評価から選んだものであり、「有望であるのに安い」=「買いやすい」
 の目安の一つになるとは思います。
 当然、この株価だけに左右されるわけにはいきません。特にB株では、株主の拡大や流動性を高めるために、
 株式分割や株式配当を積極的に行なってきます。
 それらが行なわれれば、当然、株価は理論的に下がるのですから、
 本来は原株の株価ベースで
 見なければならないかもしれません。
 上記の第3位にランクインしている万科企業は、
 B株の超注目銘柄ですが、そのよい例でしょう。
 2003年に100%分割を行い、
 2004年にも50%の分割及び配当を行っています。
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