| 第173回年初から5月までの急減で、04年までの急騰を吸収
 2004年8月、それまで4000ポイントを割る場面もありましたが、
 4000ポイント台に乗せていたH株指数が、
 再度4000ポイントの大台割れの場面が
 続いたことがありました。
 2004年8月17日には安値3954.60ポイントをつけました。
 それ以降、2004年10月7日には終値ベースで実に約半年振りとなる4800ポイントで引けています。
 その後、4800ポイントを割りましたが、
 下げ幅も大きくなく、
 4800ポイントのラインは
 すでにクリアしているといった感じがあります。
 2004年8月17日の安値から2004年10月7日の高値まで、この2カ月ほどで21%値を上げたことになります。
 新たな上昇軌道に乗った感があります。
 今後、大きな政治的、経済的な情勢の変化がない限り、個人的には、今後も小幅な調整はあるものの、
 4900ポイントはもちろん、5000ポイントの大台も
 ごく短期間のうちにみえてくるのではないか
 と考えています。
 さらに言えば、今後3カ月から半年の間に、H株指数の史上最高値
 5440.75ポイント(2004年1月5日)が
 目標になるのではないでしょうか。
 条件さえ整えば、3カ月から半年のスパンは
 さらに短縮されるかもしれません。
 2002年10月11日の安値1745.90ポイントから2004年1月5日の高値5440.75ポイントまで、
 この1年2カ月ほどで3倍以上に
 跳ね上がったH株指数ですが、
 2004年5月17日には、2004年10月中旬現在、
 2004年の最安値となる
 3501.95ポイントをつけています。
 2004年1月5日からの下げ幅は35.63%、
 急減といえるでしょう。
 一方で、この急減は、2004年1月5日までの
 急上昇分を十分に吸収したともいえます。
 その後、H株指数は4000ポイントを回復、さらにその後、冒頭で説明した2004年8月を含めて、
 2回ほど、4000ポイントを割る場面がみられました。
 この4000ポイントを下回る2度にわたる調整は、03年末04年初頭の急上昇に対する
 市場の警戒感ともいえるでしょう。
 だからこそ、今回が、十分に下落リスクを考慮しての、
 再度の上昇軌道に乗ったともいえます。
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