|  第29回看板メニュー(商品)は意図的に作るもの
 ビジネスを展開する上で、絶対必要なのが“その会社の売り”です。
 誰でもわかることですが、
 他社と差別化が出来ない会社は
 薄利多売に走ったり、
 はたまた売上が頭打ちになって苦戦を強いられます。
 自ずとして必要となってくるのが、その会社の特徴や象徴でもある“売り”なのですが、
 飲食店で言うと“看板メニュー”の存在は
 重要なポイントになります。
 この看板メニューをめぐって、私が邱先生から教わったことは、
 看板メニューは
 “偶然出来あがってくるものではなく、意図的に作るものだ”
 ということです。
 何となく商売をしていて、勝手に看板メニューができた。
 このようなことは稀であり、
 やはりここには戦略が必要となってきます。
 但しこの看板メニュー、なかなか簡単にできるものではありません。
 まず看板メニューとして、
 恥ずかしくないレベルの味とお手ごろ価格を
 実現させなければなりません。
 また、それを説明できるだけの
 スタッフの教育も必要となります。
 邱先生は店の実力以上にメニューの品数が多いのを嫌われます。しかし、極端に品数が少なすぎるのも頂けません。
 そこで邱先生から頂いたもう1つのアイディアは、
 “これを食べたら満足する”
 という“お薦めコースメニュー”を作ることです。
 お客様から頂けるチャンスは、1回だけです。
 満足頂けなかったら、
 今後どんなに良い噂を聞いても
 中々足を運んではいただけないでしょう。
 現在、当社もこのお薦めコースメニューと看板メニュー作りに力を入れているところです。
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