中国民俗研究家・上田尾一憲が語る、中国民俗の魅力

第89回
彼を知り己れを知れば、百戦して殆うからず。

彼を知り己れを知れば、百戦して殆うからず
敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。

「孫子の兵法書」の中で、最も知られているのが
この言葉でしょう。
説明する必要もないと思いますが、
相手の実力を見極め、自分の実力を知っていれば、
百回戦っても大丈夫という意味です。
まあそうですね、相手と自分を比較して
全く太刀打ち出来ない相手だとわかれば
戦わないでしょうから。
でも、此れを見極める事が非常に大切です。

この後に続くのが
彼を知らずして己れを知れば、一勝一負す。
彼を知らず己れを知らざれば、戦うごとに必ず殆うし。

相手の実力を見極めようとせず、
自分の力だけを判断して
戦うと勝つか負けるかは五分五分である。

相手の実力も知らず、
自分の実力すら判断できない者は
戦うたびに危機に陥るであろうと記されています。
戦争をするにでも、事業をするにでも
敵国(競合相手)の状況と自国(自社)の状況を
しっかりと分かっていないと
成功する確立は低くなってしまいます。
昔も今も情報というものは非常に大事ですね。
孫子の兵法書、みなさんも一度読んで見て下さい。

------三全公寓内イタリアレストラン------
レストラン内は種字林中国家具の
コレクションの中から珍しいものを選び、
700年前、マルコ・ポーロがフビライに会いに来て、
元朝の高位高官の豪邸に招待された時は
こんなところではなかったかというイメージで造られました。

常にお客様の動向をチェックするのは勿論の事
お客様のニーズがあればその日の食材によって
最高の料理を提供する。
そんなシェフ泊義人の口癖は「満足して貰いたい」である。
そして、その影でサポートするのがホール長の塩山晋平。

(写真左 泊義人 写真右 塩山晋平)
彼のモットーはお客様に対し常に
エンターテイナーでありたいという。
その明るい性格でお客様にも好評で、
中国語の不安な方でも安心して食事が出来ます。
イタリアンに対する質問があれば、シェフの泊義人か
ホール長の塩山晋平に何でも聞いてください。
きっと満足する答えが返ってくると思います。


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2006年11月7日(火)

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