中国民俗研究家・上田尾一憲が語る、中国民俗の魅力

第6回
邱先生直筆のプレミア金言名句が種字林に

「種字林」は、中国各地から集めてきた家具、
民芸品のコレクションを見ていただく
以外にも邱先生が直々に考えられた文句や
先生の好きな名言を書道家に依頼して
書いてもらった書を額に入れて掛けてあります。

中国のお土産屋で売っている掛け軸というのは
意味のわからない難しいことが、
読めない字でゴニョゴニョって書いてあり
普通の人では一体何が書いてあるのだろう?
といったものばかりです。
そこで種字林では皆に分かりやすいように、
隷書や楷書で日本人が見ても意味のわかる文句を
書いてもらっています。

最近、日本の家には掛け軸を掛けるような
りっぱな床の間のある家も少なくなり、お土産として
掛け軸を貰っても丸めたまま押し入れの中に・・・と
なってしまうのがおちでしょう。
そこで先生は考えて、
掛け軸にせず、何処でも掛けれるように、手軽な大きさにして
額に入れてしまおうと考えついたのです。
そうすれば寝室、リビング、オフィス何処にでも好きなところに
掛けることができます。
先生の考えたありがたい文句や好きな名言を毎日
身近なところで見ることができるわけです。
オフィスに懸けておけば、
その名言を見て社員みんなの士気も上がるかもしれませんね。

種字林に数ある金言名句の中で最も人気があるのは
「成功毎在苦窮日 失敗多因得意時」です。

この文句に対する先生のコメント
事業に成功するほどの人なら誰でも思い当たることです。
貧しく苦しい日があったればこそ発奮して
成功することができたのです。
反対に得意になって油断すると
あっという間に失敗してしまいます。
大実業家になった社長さんの部屋に
飾ってあったのを暗記して帰って、
すぐ書家の人に書いてもらいました。
ユニクロの会長さんにも進呈したので、
柳井さんの部屋にもかけてあると思います。

種字林には何と邱先生直筆のこの文句が懸けてあります。

北京に来た時は是非種字林に遊びに来てください。
番人がお待ちしております。


←前回記事へ 2006年4月27日(木) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ