第42回
かわいい子供たち−「正月十五」
前回に引き続いて
今回も中国のお正月(旧正月)ついて
お話いたします。
中国では旧正月(春節)が始まってから
15日目の日(最初の満月の日)を
元宵節といいます。
今年は1月29日から旧正月が始まり
15日目の2月12日が元宵節です。
その日には
あちこちの町の公園や広場などで
灯篭祭りが催されています。
そこには美しい色の灯篭や
面白い形の灯篭が飾られ、
寒い中、沢山の人が集まります。
そして、この日には
今年も家族円満でありますように
という願いを込めて
「湯圓」というもち米の粉で作った
お団子を食べる習慣があります。
このお団子の中には、普通
黒ごまや餡子が入っているのですが、
最近ではチョコレートやピーナツなど
いろいろな種類が入ってるお団子もあります。
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白緒号 「正月十五」
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そこで今日紹介する農民画は
まさに1月15日元宵節にぴったりの農民画、
戸県農民画、白緒号さんの「正月十五」です。
先ほど説明したように、
1月15日(旧暦)の元宵節の日に
村の子供達が自分で作ったのか買ったのか
灯篭を持って集まっています。
小さな農村では灯篭祭りなどの催しはないので、
このように各自で灯篭をもって集まるのです。
雪が降って寒い中、
みんないっぱい服を着て
楽しそうにしています。
子供達の姿はかわいいですね。
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