あなたの一枚に出会って下さい

第2回
大晦日

前回紹介した趙龍観さんは
上海郊外の金山の農民画家です。

中国では大きく分けて2つの
農民画流派があると自分では思っています。
一つは趙龍観さんの所の金山農民画で、
もう一つは西安の南西38キロの場所にある
戸県農民画です。

どちらかと言うと
戸県農民画の方が名も知られているし、
画家の数も金山よりも多く
中国農民画と言えば
だいたい戸県農民画の画が紹介されています。

戸県農民画も後々には紹介していきますが
僕は個人的に金山農民画の方が可愛くて
ホノボノ出来る度が高いと思っています。
まあ画には人それぞれ好みがありますからね。
今日紹介する画も前回と同じ趙龍観さんの画です。
まずは見てください。

趙龍観 「大晦日」

この画の題は「大晦日」です。
中国では春節といって
旧暦の一月一日を盛大にお祝いします。
この画は大晦日にカウントダウンをして新年を迎えて
「おめでとー!!」と
花火をバンバン打ち上げて皆で
新年を一緒に迎えてるところです。
家の中から花火を上げたりしてる人もいますね。
みんなとても楽しそうに花火を上げています。

春節の時期の中国では
あちこちで花火を上げて
とても賑やか!っていうかうるさいです。
画の左側にいる犬は
ちょっとうるさいよって顔をしてますけど
春節は僕もその犬と同じような気持ちになります。


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