医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第740回
生活習慣病の根は深いのです

ある一定の年齢になると発病するように思っているでしょうが、
その根はもっと早期に始まっているのです。
精神病にしろ、糖尿病にしろ、
心臓病、リウマチのような関節の病にしろ、
その始まりは生まれた時に根ざしていることがあります。
生まれた時のダメージをそのままかかえこんでいると、
将来の生活習慣病のもとを抱えたままで生きている事になります。

その後の生活の仕方が多いに関係していることは無論です。
しかし、その奥にある根っこというのは
治療すると治るのですから、
そのままにしておくことはないと思います。
また、学生時代にスポーツをして頭を打撲したことが誘因となって
抵抗力を落とす原因を抱えたままで生活することは、
仕事をしていくうえで大きなハンディになります。
あれほど元気だった人が
どうしてこうも早死にするのかなと思う原因は、
学生時代やその後にしていたラグビーで
右の後頭葉を打撲して
右小脳に軸索損傷をかかえたままだったのが原因だった
と思う人は皆無でしょう。

しかし、右小脳は
抵抗力や食べ物の合う合わないとか、寿命と非常に関係していて、
ここの損傷や血流障害は
決定的なダメージを与え続けるのです。
むちうち損傷でも、
こんなに軽い打撲だったのにどうしてこんなに症状がきつく、
長引くのかなと思っている人もいると思います。
それは頚椎の中を走る椎骨動脈に軽い損傷を受けて、
右小脳にいく血流が障害されているからなのです。
そのため右小脳の働きが低下して抵抗力が極端に落ちて、
そのようなわけのわからない苦しさが始まっているのです。
精神的な病気も生活習慣病というなら、
これもその根は生まれる前後のダメージや
その後の頭部の打撲、
あるいは様々な原因による脳への細菌やウイルスの感染が
原因になっているのです。
ですから、よくなる希望はあるのです。
治療するのに時間がかかる人もいれば、
あっというまに治る人もいます。

この740回のコラムの中に
その予防法などはなんども書いてありますので、
時間のある人はもう一度最初から読んでみると
気がつかない大切なことがわかると思います。

今回でこのコラムも終了です。
このような機会を与えてくださった
邱永漢先生には感謝してもしつくせません。
本当にありがとうございました。
長い間読んでくださった読者の方々にも感謝しています。
今後は、とよおか健康発見伝をお読みくださると、
日々の仕事や生活で気付いた事をお伝えできるとおもいます。


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2008年10月24日(金)

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