医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第598回
統計に惑わされないように

これこれの治療法は、多くの人に効きますよと言われても、
多くの人と言われる人の中に入らないと
全く効かないか、逆に害になることもあるのです。
これが効くと言われると、
その効く人の中に自分も入ると
単純に考える人の方が多いと思いますが、
ことはそう簡単でなく、
その逆の場合の方がむしろ多いかもしれないと、
ちらっと考えてみる事です。

タマネギを食べると血液をさらさらにするとか、
大豆製品は肉より身体にいいとか言われると、
皆さんは、だれでも彼でもそう考えたくなり、
それを毎日のごとく食べるようにしている人もいるはずです。
ご飯も身体に悪さするはずがないとか、
玄米が誰でも身体にいいんだと考える
トンチンカンな人達もいます。
タマネギも大豆も玄米も身体にいい人もいます。
でも、いいはずだと思いながら食べて、
実は害になっている人もいるのです。

物忘れのひどい人を治療していると
確かに良くなる人も多いのですが、
はかばかしくない人もいます。
それを詳しく見ていくと、
毎日食べたり飲んだりしているものが
脳に非常にダメージを与えている場合があるのです。
特に日本人の場合は、自分が米や玄米が(ご飯です!)
脳に非常に悪いということを知らずに
食べている人が多いのです。
首から下には非常にいいのに、
首から上には非常に悪いということを知らずに
食べ続けている人もいる。
もちろん首から上にも首から下にも非常にいい人もいるし、
良くもなく、悪くもない人もいます。

1日に三度、あるいは、二度、
脳に非常にダメージを与えているのですから、
物忘れもひどくなるはずです。
これが年齢を重ねれば重ねるほど悪い方に効果的になるのです。
訪れる人達を見ていると、
顔がぽやや〜んとしている人は、
ほとんど毎日食べているものの中に
脳に最高に悪いものを食べている人が多いのです。
ご飯だったり、大豆製品だったりというのがほとんどです。
ご飯が脳に最高に悪さすることを知らずにいると、
ボケの入り口に立っているのと同じです。
ご飯がダメでも寿司ならいいという人もいるはずです。
酢飯にすると、その悪影響が中和される人もいるのです。
それでもダメな人もいます。

今現在頭がぼんやりしている人がいたら、
毎日食べているものを三日間、全く止めてみる事です。
そうすると、なるほどと実感する人もいるはずです。
あまりにも脳に悪さするものばかり食べている人は、
一つを止めても効果を実感できない人もいるかもしれませんね。
統計でなく自分はどうなのか?
というのが大切なのです。





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2007年11月30日(金)

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