医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第311回
愛のミサンガがツキを落としているなんて

ある人が風邪を引いたとやってきました。
気管や気管支に風邪の細菌やウイルスが反応し、
それに効果的な漢方薬を決めました。
もっと調べると、身体の中心部に鉄が大量に蓄積していたので、
その原因はなんだろう?
と身体を見回すとミサンガが目に付きました。
ブランドもののミサンガです。
二人の間で繋がりを求めて、
そういうものを交換したりするということでした。

そのミサンガを外してもらうと、鉄の大量の蓄積も解消しました。
そして、ひょっとして漢方薬も変化しているかもしれないと思い、
もう一度薬を合せ直すと、その通り、変わっていました。
易の卦が変化していたのです。
山地剥から風雷益にです。
そしてその状態で薬を合せ直して処方しました。

易の卦というのは、
変化する時に卦の陰とか陽が一つ変化して、
その後どういうふうになるか解釈がついてます。
しかし、そういう場合は少なく、
一挙に二つも三つも変化することがあるのです。
ですから、当るも八卦当らぬも八卦という具合になるのです。
一つ変化して次の卦に行く場合はピタリと当ることがありますが、
そういう場合は少ないということを言ってるのです。

それから筮竹を使って易を建てる時は、
ベテランになると筮竹を握っただけで、
その人がどういう状態の卦になるかわかるはずです。
一応儀式的に、ある事をしますが、それは儀式であって、
もっともらしく行う必要があるのです。
易を建ててるよ!と相手に見せるためです。
ですから、何十年やっても、
筮竹を握っただけでわからない人は、
ちょっと易を建てるのは向いてないと思った方がいいと思います。

いつもなんで易を見て、
この記号がどうしてこういう意味、
しかもピタリと一致する意味になるのだろうと
不思議でならないのです。
記号と意味をどうして一致させるように仕組んだんだろうと。
誰が考えたんでしょうね。
それから、良い易の卦の人同志で仕事しても
必ずしも良い易の卦にならないのもまた不思議です。
そういうこともどうしてピタリと一致するのだろうか?と。
それと誰が主導権を握ると、
良くなるかというのもわかるというのも
また、不思議ということにつきるのです。
易を自由自在に操っている人って
今まで、これを考えた人以外
そう多くはないんじゃないかと思うのです。

余計なことを書きましたが、
要するにミサンガのようなものでも易の卦が変わるのですから、
良いものを身に付ける、
ツキのでるようなものを身に付けることが大切です。
または、ツキを落とすものは身に付けない、
ほとんどツキを落とすものの方が多いんだ
ということを肝に銘じて、
必要な物以外身に付けないことです。


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