医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第302回
咳がでて治らないの・・・

ある人が咳がでて治療したけど治らないと来ました。
まわりで見ていても、その咳の音を聞いても苦しそうなのです。
もちろん本人は苦しいはずです。
でも、治療しても治らないというのですから、
治らない原因があるはずです。

案の定、全身が強い電磁波を浴びていました。
もちろんタグ洗濯表示も切取っていません。
気管や気管支には
咳の細菌やその他の細菌が複合感染を起こしていました。
そこで、麥門冬湯、桂枝茯苓丸、麻黄細辛附子湯を
二日分投与しました。
寝室を片付け、タグ洗濯表示を切取るように話しました。
これを読んでいる人は、またか!と思うでしょうね。
でも、これを実行してない人の方が多いのですよ。
笑っている人もいるかもしれませんね。
それで、治らないと病院通いをしている人もいるかもしれません。

二日後に来て、少しは良くなっていましたが、
咳はまだ出ていて、苦しそうです。
気管などの細菌は少しは減りましたがまだあります。
今度は、柴胡桂枝湯、芍薬甘草湯、桂枝加厚朴杏仁湯を
一日分投与しました。
電磁波はもう浴びていません。
寝室を片付けたといいます。

翌日来て、やはり症状はあまり変化ないのです。
同じ咳の細菌が反応するのです。
そこで、一日のうちでいつ症状が悪くなるか聞きました。
夜布団に入ってから症状が悪化するというのです。
ということから、寝ている時に使う寝具に
咳の細菌がいるようです。
こういう時、以前の経験から
クリーニングにだしたものが原因になっていることがあるのです。
そこで、何かクリーニングに出した寝具はないか聞きました。
毛布をだしたというのです。
その毛布を寒くなって着るようになってから
咳がでだしたんじゃないですかと問いただしたら、
しばらく考え込んで、そうだというのです。
で、その毛布を手のひらに載せているイメージをしてもらうと、
確かに咳の細菌が反応するのです。
それを着ないようにいいました。
処方は同じです。

二日後に来て、咳は大分楽になっていました。
毛布をやめたそうです。
でも、電磁波をまた大量にあびていました。
それですっかり良くなっていないのです。
そこで、家の中に新たに持ち込んだものないかとか、
寝室にどんなものでももちこまないかと問いただしました。
ふふふと笑っていました。
心当たりがあるようです。
今度は茵陳五苓散、半夏厚朴湯、桂枝加厚朴杏仁湯を
二日分だしました。

三日後に来て、咳はほとんど良くなっていました。
念のため麥門冬湯、半夏厚朴湯、柴胡桂枝乾姜湯を
二日分だしておきました。
もちろん電磁波をあびていません。

クリーニングに出すと細菌に汚染されてくることがあるのです。
もちろん全部とは言いません。
布団の丸洗いでもそういうことがおきます。
病気もちの人は、そういうことも注意する必要があります。
病気がいつから始ったか、
何かを新しく身に付ける、使用してからでないかとか、
いろいろあるのです。
探せば原因はあるのです。
それも治らない時は原因が身近にあるのです。


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