医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第293回
24年間も不整脈があるけど・・

ある人が来て、不整脈があるし、治療しても良くならないし、
これだけ長くつき合っていると、
それが当たり前ということになるようです。
で、体調もそれほど悪いわけではないし、
治せるならものなら治してみろという雰囲気です。

うさんくさい医者がなにを今更、
友達から紹介されたから来てみたけど、何が電磁波だ、
今どきテレビもない、携帯もない、時計もない、
あれもダメこれもダメなんていう生活、できるわけがない。
何を言ってるのかという顏をしていました。

図1

で、調べて見ると、全身に大量の電磁波を浴びているのです。
そして、図1のように心臓が描けて、
その刺戟伝導系にビッシリと虫歯の細菌などが感染していました。
黒い輪郭が心臓です。
青いのが刺戟伝導系です。
赤いのが細菌感染です。
このような状態を放置しておくと、
細菌感染の部位に血栓ができて、
将来的には脳梗塞になったりします。
これは前にもお話ししたので、
わかっている方もいると思います。
これには茵陳五苓散が効果があると
Оリングテストしてわかりましたので、それを処方しました。
一日分です。

寝室を奇麗に片付けて、時計やテレビ、針金のハンガー、
テッシュペーパーの箱も置かないようにしてください、
とあれこれと日常生活のことを詳しく話しました。
でも、一挙に話してもどうも耳にあまり残らないようなので、
通院して来る間に、電磁波の浴び具合を見ながら、
少しずつこれはないか、こういうものはまだ残っていないか、
などと問答するわけです。
一番いいのは一挙に寝室のものを全て撤去してしまうことですが、
それが出来ない人の方が多いので、
患者さんとのやりとりが大切なのです。

こういうやりとりの中で、非常に腹立たしいという顏をして、
なんでそういう事をいうのか、
薬をだして、それを飲むとパッとよくならないのか?
という顏をされる人も結構いるのです。
この人もそういう顏をして、しぶしぶお帰りになりました。

翌日きて、全然よくならないよ、と言います。
調べて見ると、全く電磁波の浴び具合は変わっていないのです。
大量に浴びていました。
そこからが説得です。
薬だけでは治らないよ。
きちんと寝室を奇麗にすることがいかに大事か
というのを私どものスタッフがわかるように説明しました。
診療時間よりもこの説明の時間が多いのです。
なんで?どうして?というのに、説明していくわけですから。
で、この患者さんも同じ薬でいいので、
茵陳五苓散を一日分投与しました。

図2

翌日きて、まず、電磁波を浴びていないのです。
寝室の片付けられるものは全部片付けた、撤去したというのです。
心臓をОリングテストしてみると図2のようになってました。
全く刺戟伝導系に感染がなくなっていて、
もちろん不整脈も良くなっていました。
顔つきが穏やかになって、
今までと違い疲れ具合が全然違うというのです。
心臓の輪郭も違ってきています。
こういうことはよくあることです。

少しは私のいうことも信用してくれる気になったみたいです。
この人の仕事は堅いものを扱う仕事なのです。


←前回記事へ 2005年12月14日(水) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ