医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第282回
チャングムの誓いを見ました

NHKで放送された、韓国ドラマ、
朝鮮王朝の時代の女性医師、医女のチャングムが活躍するお話です。

中国の明の時代と同時期です。
その中でチャングムは皇后や女性を診て、
男性の医師は王様や男性を診ています。
そして手首の脈を診て、症状を聞いて、
舌をみて、顏を診てと診察しています。
手首の脈がとても大切で、それを主として漢方薬を決めています。
診断が的確であれば、
効果的な漢方薬はあるのですから、治るはずです。
ところが、手首の脈を診る部位が人により違うのです。
そのことに気づかないと、
とんちんかんな診断になり、
的確な薬がでないということにつながり、
病気は治らない、なぜ?ということになるのです。

オーリングテストの創始者の大村恵昭先生から
手首の脈の部位は教えてもらってあり、
それにならって、オーリングテストして見ると、
人により手首のすぐ近くから
診断する肺や心臓に対応する部位がある人と、
一横指下がった所から始る人もいるのです。
今までの方法では、皆、
手首のすぐ近くから始るというふうに解釈してますから、
間違うこともあるのです。

図1

図1は右手首です。
手首の最初は精巣から始まり、
副甲状腺、肺、膵臓、副腎、脾臓と並んでいるのです。
今までの位置関係だと固定観念に捕われると、
間違ってしまいます。

図2

図2は左手首です。
脳下垂体前葉、後葉、心臓、肝臓、腎臓、甲状腺、胸腺
の順に並んでいます。

図3

図3は違う人ですが、
古典に書いてあるような位置関係で並んでいます。
手首の最初は肺、膵臓、副腎、脾臓とならんでいます。

図4

図4は左手首です。
手首の最初の所は心臓です。
次は肝臓、腎臓、甲状腺、胸腺とならんでいます。
大腸は肺、胃は膵臓、精巣、卵巣は副腎、
小腸は心臓、胆のうは肝臓、膀胱は腎臓と同じ位置にあります。
この手首の脈の位置を正確にわからないと、
診断もままならないことがよくわかると思います。
この部位からオーリングテストして、
その対応する臓器の異常も調べられるのです。
そして、それが細菌感染かウイルスの感染か、
ガンか、その他の異常かなどもわかり、
それに対する的確な漢方薬も
オーリングテストしてわかるのです。

図5

図5は人迎の脈の部位です。
副腎と大脳、小脳の状態を見ていたことがわかります。

その当時の王様が他の王様に比べて長生きだったのは、
体質のせいもあるでしょうが、
チャングムのようなすばらしい医師がいたために、
的確な診断をして、
漢方薬や食養生などをしてくれたためと思うのです。
ドラマに出てくる食事も
オーリングテストしてみるとかなりいいものを使っているようで、
おいしいだろうなと思います。

食べものが良くて、いい医師がいて、着るものがよくて、
電磁波のない世界だと長生きするのですが、
今と違い、水や食べものの食中毒というか、
細菌やウイルスに汚染されたものを知らずに食べて、
その為長生きできないこと、
あとは性行為感染症によっても
長生きできない原因があると思います。
防腐剤というのは、
ころっと死んでしまうような細菌などの増殖を押さえるのに
開発されたものでしょう。
その意義もあるのです。


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