医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第276回
漢方で脳の働きがよくなるのかな?

私のコラムへの質問の中で、以下のような人がいました。
私のところまで来るには、
簡単に来られないようなところに住んでいましたので、
私にできる範囲でアドバイスしようと思い、
メールで写真を送ってもらいました。

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拝啓、いつも先生の「生活習慣病に挑戦する」
記事を楽しみに読ませて頂き、感謝しております。
私の健康に関して、電子メールでは失礼とは思いながらも、
お聞きいたしたく、お願い申し上げます。

最近、集中力に欠け、気分も落ち込み気味で、
仕事が、さっぱり進みません。
同時に、私の落ち込む姿を見て、家族も不安になるようで、
体調を崩しております。
先生の記事を拝読いたしますと、
健康になるには、まず脳の異常を直すのが大切である
と書かれています。
そこで、お尋ねしたいのが、
どのようにしたらよろしいのでしょうか?
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という質問がありました。
そこで、写真を送ってもらい、あれこれと調べました。
メールのやりとりで、どのぐらいできるか、
どのぐらい写真から情報が読み取れるか、
色々な手段を駆使しました。
この方はもともと脳の働きがとても良い方で、
ちょっとした脳の不具合
(脳の部位に細菌やウイルスの感染があるので)
が生じているので、
それを治してしまえばもとの良い状態になるだろうと思いました。
そこで、
今までコラムで述べているような、生活のスタイルをすることと、
その細菌やウイルスに効く漢方薬は
これとこれがいいだろうとアドバイスしました。

その結果の返事です。

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さて、その後の経過報告ですが、
先生に処方していただいた漢方を2週間、
厳密には12日間続けて服用しました。
驚きましたのは、2〜3日目ですでに、
自分で違いが感じられる程の効果がありました。
具体的には、
(1)前向きな気持ちになることが多くなったこと、
(2)アイデアが煮詰まった場面では、
   もう一度別のアプローチを考えようと、
   「ひらめき」のような、
   いえ正確には「湧いてくる」感じが
   出てくるようになったことです。
さらに
(3)私が薬を飲んでいた間、用事のため不在だった家族が
   「顔つきが違う」と言われるほど、
   私の表情は明るくなったようです。
先生の凄い効き目のアドバイスに、
家族そろって心よりお礼申し上げます。
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たくさんのハンディがあってもなんとかなるのに、
もとがいい人は治しやすいのです。
生きていく上で、様々なことがあります。
その様々なことの中には
思わぬ細菌やウイルスに感染する機会もあると思います。
脳の免疫システムの弱い部分をつかれて、
感染が拡がることがあるのです。
予防することも大事ですが、予防できないこともあります。
感染したら、それを治療することが大事です。
脳も臓器です。
臓器を治療することになんの躊躇もいりません。
胃が弱い人を治療して、
あれもこれも食べられるという状態になるのと
たいして違わないのです。


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