医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第220回
おしっこがチビルのです

ある時、こんな会話をしてました。
どんな薬を飲んでもおしっこがもれそうになる、
飲めば飲むほど、余計ひどくなる。
その他の所に効くかも知れないけど、
これが一番こまるというのです。
トイレにかけこんで、だそうとする前に、
すでに少しでてしまうというのです。

男性でも、女性でも、
特にこんなこと人に話すのはずかしくて、
話しても聞いてもらえる医者なんかあまりいないようだ。
そんなの気のせいだとかなんとか。
年だからとかなんとか。
一笑にふされる可能性があると言うのです。
薬を飲んでも飲まなくても、もれそうになる、近すぎる、
これ、尿漏れシートやオリモノシートが売れている原因で、
非常に多いんじゃないかな、多いと思います、と。
それを開発した人もきっと
そういう類いの症状を持っているために開発したと思うと。

どこが異常だとこうなるか、あれこれ考えました。
尿道に異常があるかも、と、
それを治療したけど、問題がなくなっても同じ症状があるのです。
脳かもしれないと、
あれこれ大脳皮質や延髄、橋、脊髄などを治療したけど、
解決しないのです。
それでは、脳下垂体かなということで、そこを調べると、
脳下垂体の後葉にも問題があります。
前癌状態が反応するのです。
ここに合う漢方薬、茵陳五苓散を投与してみました。

お!にっこりしてます。
効いたようです。
一度だけだと気のせいかもしれないので、
続けて様子を見ていると、効いているというのです。
この薬効く、と。
チビルのもトイレに駆け込み、
用意する前に発車ということもないというのです。
この悩み多いんだよな、と。
この薬売れるかもしれないね。
ということで、テレビにでてくる人たちを片っ端から調べると、
かなりの人で、脳下垂体の後葉に異常がある人が多いのです。
政治家もアナウンサーもいるのかな?こういう症状の人。

脳下垂体の後葉に効果のある漢方薬は人により違うので、
茵陳五苓散ですべて解決ということはないのです。
自分に合った漢方薬をOリングテストして選んでもらうことです。


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