第217回
バンザイのようにして寝ませんか?
夜、眠りに入る時、両腕を上にあげて
バンザイのような恰好をして寝る人いませんか。
かなりの人で、最初そのような恰好で寝る人がいると思います。
でも、なぜ、そういう姿で寝るか、疑問に思った事ないですか。
または、横向きでないと眠れないとか、
うつぶせでないと眠れないとかいう人いませんか。
数年前から脳の血圧を
Oリングテストで測定できる方法を思いつき、
(測定できると言っても、あくまでも推測ですが、
腕の血圧は実際の測定とOリングテストで測定するのと
そんなに違いはないのですが)、
その方法で測定してみると面白いことがわかったのです。
Oリングテストで測定する所のいい方法は
瞬時に変化する血圧も測定できることです。
座位で脳がうんと働いている人達は、
Oリングテストで脳の血圧を測定すると180mmHGあります。
その時腕の血圧はOリングテストで120mmHGぐらいです。
実際の腕の血圧もそれとだいたい同じです。
あまり脳の働いていない人たちは
脳の血圧が110mmHGぐらいです。
前置きはこれぐらいにして、
仰向けに寝ると、眠りにつく時は、
脳の血圧は110とか100mmHGぐらいだとすっと眠れるのです。
ところがこれが150とか170mmHGぐらいあると
目が冴えて眠れないということが起るのです。
そこで、両腕を頭の方にあげて、
バンザイのような形にすると
脳の血圧が100mmHGに低下するのです。
そう、腕を上に上げると脳の血圧が下がり
眠るのにちょうどよい血圧になっていたのです。
横向きに寝て眠る人は、
下になった方が110mmHG、上が170mmHGになっていました。
この人は夜なんども目が覚めるといいます。
脳の血圧が適正に低下しないからです。
この人が、どうしても眠れない時は
自然にうつ伏せになって寝ているというので、
うつ伏せにしていつも眠りに入る状態にすると
脳の血圧が左右とも110mmHGになっているのです。
左右の脳が眠りに入る時の血圧の状態になっているのです。
その他、もっと色々な恰好で寝入る人もいるでしょうが、
その人にとってその恰好が
左右の脳の血圧が100mmHGになる恰好なのです。
朝起きられない人は、脳の血圧が上がらず、
70〜80mmHGぐらいしかない人たちです。
腕の所の血圧と脳の血圧と比例しない人が結構いるのです。
これも治療すると良くなります。
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