第186回
マリリン・モンロー 私も大好きです
アーサー・ミラーと結婚した頃のマリリン・モンローは
輝いていましたね。
マリリンの頭脳は非常に良かったんです。
脳の血糖値の反応を見ると、5600mgも反応します。
これって相当なものです。
今までこのコラムを読んで来た人はすぐわかるでしょう。
でも、鬱病の一歩手前、
どっちにころんでもいいような状態、時々ひどく落ち込む、
イライラする、かんしゃくを起こす、
自分で自分をコントロール出来なくなることがある。
右の扁桃体の上3分の1の異常と
左右の扁桃体の下3分の2の異常があります。
統合失調症は言えないけれど、
それに近い性格の異常とうつ状態があります。
それと尾状核、被殻、淡蒼球の異常もあります。
側坐核の異常もありますから、ちょっと神懸かり的な、
神秘的な体験などもしているはずです。
内側膝状体の異常もありますので、
幻聴に近いこともあったでしょう。
視床の前核にも問題がかなりあるので、
それと密接なつながりのある
大脳の帯状回の働きにも問題があり、
強いこだわり、行動するのに儀式的なことをする、
自分流ということに強くこだわる人だったでしょう。
それに合わないと、許せない所もあったと思います。
マリリンに合せないと納得しない所があるので、
一緒になって時間がたつと相手は疲れてくると思います。
結局別れることになるわけです。
こんなことを繰り返していると、
マリリンは自分を理解してくれる人は誰もいない
という孤独感にとらわれるはずです。
わがままといえば言えるのですが、
当人はわがままと思ってないはずです。
そういう脳なのですから。
尾状核や淡蒼球、被殻、側坐核、扁桃体の異常は
ウイルスの感染が反応するのですから、
これを治療してしまった状態のマリリンが
本当のマリリンなのだと私は思うのです。
私たちはウイルスに支配されているんじゃないか
と時々思うことがあります。
このマリリンのウイルスの治療の漢方薬は
きゅう帰膠艾湯、茵陳五苓散、炙甘草湯なのですが、
もし、もしということはあり得ないのですが、
この漢方薬を飲んでいたら今も生きているかもしれません。
でも、しわくちゃのばあさんですね。
あなたがマリリンだったらどっちがいいですか。
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