医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第160回
高校の同級生が亡くなりました

最近、新聞の欄を見ていて、
同じ年の人が載っていましたので、よく見ると、
高校の同級生でした。
人づてに聞いた所、肝臓の病気のようでした。
どのくらい前から肝臓に異常があるのか、
高校の卒業アルバムを引っ張り出してきて調べました。

高校の頃には肝臓にほんのちょっとした異常があるくらいです。
最近、脳の延髄や橋に
内臓(五臓六腑)に対応した部分があり、
そこの異常は、身体の内臓に異常が起る
数拾年以上前から異常が出ていることを見つけたのです。
高校卒業アルバムでも
延髄や橋には異常が出ているはずなので、調べました。
そうするとやはり、肝臓、胆のうなどに
はっきりと異常がでているのです。

何もしないでおくと、将来病気が顕在化する異常が
すでに延髄や橋にでているのです。
ついでに自分のも調べてみると、
なるほど現在の状態が
脳の延髄や橋の異常にでているのです。
あの頃、こういう事がすでに分かっていると、
治療してしまえば、いまの状態がなかった可能性が
非常に大きいのにと思っています。
でも、今更過ぎた年を遡れないことは分かっています。
今なりの治療をして間に合わせています。

でも、今、高校生や中学生や小学生、
いやもっと小さくてもいい、だったら、
割合簡単に将来の病気を未然に予防できる可能性があるのです。
そうは言っても、そんなこと信じられるかと思うし、
皆忘れてしまいます。
明日起ることを予知できると皆信じるでしょうが、
10年以上も先のことを信じる人がいませんよね。

読売新聞の過去の追悼抄を調べると、
なるほど納得がいくのです。
亡くなる原因の病気が数年前あるいは、10年以上前に
延髄や橋に現れているのです。
治療したら全部うまくいくかというと、
そうならない所に新たな挑戦があるのです。


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