医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第134回
膝が痛くて曲げられない

65歳の人ですが、
20代の頃から膝が痛い、
腰や足首の痛みがあるというのです。
膝は現在、曲げることができないほど痛いというのです。

調べると、やはり、全身に強く電磁波を浴びていました。
寝室にあるものを片付ける事、そうすると治りが違う、
短期間でよくなることがあると話しました。
その他に電気毛布も使用しているというので、
ヤケドしないように湯たんぽにするように。
電気毛布はこのまま使い続けると、
ボケや癌、脳卒中などの不測の事態が起りうることを話し、
捨ててしまうように話しました。

そして、薬を選んで見ると、
山椒の入った大建中湯、
細辛、附子の入った麻黄細辛附子湯、
艾葉、川弓の入ったきゅう帰膠艾湯の3処方でした。
これらを2週間投与しました。

2週間後に来院し、
膝は曲げられるようになり、腰の痛みは無くなり、
足首の痛みも無くなったというのです。
これこの通りと膝を曲げて見せました。
再度Oリングテストして処方は同じでいいので、
これらを投与しました。
電磁波はほとんど浴びていません。

78歳の人ですが、
右膝が急に腫れて、関節に水が溜まったというのです。
温泉など風呂に入ったために
尿路を経由して膝に細菌が感染した可能性があります。
よくあることです。
Oリングテストしてみると、
尿路に感染する細菌の反応があります。

そこで、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、柴胡桂枝乾姜湯、
当帰芍薬散を投与しました。
翌日膝の腫れはすっかりとれて楽になっていました。
もちろん細菌感染の反応は無くなっていました。
関節に水が溜まっても抜く必要はないのです。
きちんとなんの細菌感染かをOリングテストして調べ、
それに効く漢方薬を投与すればいいのです。

もう一度いいますが、
どこの関節でも腫れて、液体が溜まるのは、
細菌やウィルスの感染があるからです。
それを治療すると液体はひとりでに引けていくのです。


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