第129回
時計が病気を治した?話
70才の人ですが、
3年ぶりで来院し、元気な姿を見せてくれました。
診察してみると、ほとんど異常がなくなっているのです。
金属も蓄積していないし、
あれほどあった食べもののハンディもなくなっている。
3年前の症状は化学物質に過敏で、
金属が大量に蓄積していて、電磁波にも極端に弱く、
咳や息切れ動悸、立ちくらみ、
発汗過多、咽が渇く、吐き気がする。
腹がはる、下痢しやすい、腰痛、手足がだるい、
足ががくがくする、鼻もつまる、
鼻水がでる、などなど沢山の症状があり、
外出するのもままならないのでした。
治療したのですが、うまくいきませんでした。
それがどうしたことでしょうか。
不思議でなりません。
どこかで何か治療していましたかと聞きましたが、
一カ月に2回病院にでかけ、
お話をしてくるだけというのです。
薬も飲んでないのです。
そして、診察を終わり、
帰りがけに腕に時計をつけようとしているのを
連れてきた娘さんに注意されていました。
その時、気づいたのですが、
ひょっとして四六時中
時計を身に付けているのでないかと思ったのです。
というのは、調べてみると、
多くの人で副腎に癌や前癌状態の反応があるのです。
それが子どもの時から反応するのです。
もちろん現在の検査では異常とはでないはずです。
でも子どもを100人調べると、99人まで異常があるのです。
ということは、ほとんどの人で異常があることになります。
ほとんどの病気と密接な関係があるのでないかと思っていても、
それがどうなっているのか疑問が解消されませんでした。
何故こういったかというと、腕時計をする部位です。
ほとんどの人は手首の外側に時計の本体を置き身に付けます。
しかし、一部の女性などでは
時計の本体を手首の内側に置く人がいるのです。
この人もひょっとしてそうかもしれないと思い、
確認するために待合室まで行きました。
そうすると内側に置いていました。
ちょうど時計の本体があたる場所が
東洋医学の針のツボの心包経の内関の部位なのです。
この心包経というのは、副腎につながる経絡だというのは、
Oリングテストの創始者の大村恵昭先生から習っていました。
その内関は副腎(心包経)の大事なツボなのです。
続きは次回。
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