医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第101回
左肩が朝食の仕度をしていると痛くなってくる

48歳の人ですが、
3年前から上のような症状があり、
色々治療したがあまり良くならないというのです。
見ると、左半身が強く電磁波を浴びていました。
健康にいいという電気を使う布団に寝ているというのです。
それを止めてもらい、
その他の寝室にあるものを片付けてもらいました。

左半身の心臓、すい臓なども働きが低下していたので、
生薬を一つ一つ合せ、当帰、細辛、呉茱萸の入った処方の
当帰四逆加呉茱萸生姜湯と
柴胡、牡蠣、括呂根の入った処方の柴胡桂枝乾姜湯、
それに麥門冬、麻子仁の入った処方では炙甘草湯の
3つを投与しました。

一週間後に来院し、肩の痛みはあまりよくならないというのです。
体調は少しはいいようだということでした。
今度は、肩の痛い所には、化膿連鎖球菌などの反応があり、
これには桂枝芍薬知母湯を、それと胃腸には甘草瀉心湯、
鉄の蓄積には、桂枝茯苓丸を投与しました。
一週間後に来院して、症状は変わらないというのです。
診察してみると、左半身に強く電磁波を浴びていました。
寝室はすっかり片付けてしまい何もないというのです。
そこで、食物ハンディーを調べますと、ナス科、大豆製品、
パイン、バナナ、コーヒーなどです。
これらを出来るだけ食べないようにしてもらいました。
処方は今度は、麻黄細辛附子湯と半夏厚朴湯、
それと甘草瀉心湯です。

一週間後に来院し、相変わらず症状は同じだということです。
朝起きる時は肩の痛みはない、
朝食を作り始めると痛みがでるというのです。
そして、左半身は強く電磁波を浴びているのです。
でも寝室には何もないのです。
身体の鉄の量を調べると、左半身に大量に蓄積しているのですが、
右半身は正常量です。
そこで、ブラジャーのホックをはずすと、
左右の鉄の量も正常になるのです。
このままの状態だと肩の痛みが楽になるはずです。

よく聞いて見るとこの人も
夜ブラジャーをしたまま寝るというのです。
ブラジャーをして寝てもらうと、
左半身がN極、右がS極なっている。
朝、寝ている時は肩が痛くない、
起きてくると痛みがあるというので、立たせて診察しました。
すると、ブラジャーをして立たせると
左がS極、右がN極になり逆転するのです。
そして、左の肩にヘルペスウイルスが集まってくるのです。
寝ると、肩からヘルペスウイルスが
わきの下や鼠蹊部に分散して逃げていく、
それで痛みがなくなるのです。
そこで、ブラジャーを外して寝る事、
朝もブラジャーをしないようにしてもらいました。
きっと痛みがなくなるはずですと言いました。
それと処方はまた合せ治し、当帰四逆加呉茱萸生姜湯と八味丸、
きゅうき膠艾湯にしました。

その後来院し、私が言ったようにしたら、
翌日から痛みがなくなったと言いました。
ブラジャーをしないわけにはいかないので、
ホックには私の発明した
血流障害をよくするマニキュアをつけてもらいました。


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