医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第80回
喘息で太りぎみです

48歳の人ですが、
この人は気管支喘息で治療しています。
喘息の場合は以前にも書きましたが、
ゼエゼエして気管支が締めつけられるような症状は
破傷風菌の潜伏感染があります。
この人も今回はその反応がありました。
この破傷風菌には、この人は芍薬甘草湯が効果があります。

そして今回は咳をしていません。
調べると百日咳菌の反応がありません。
百日咳菌の潜伏感染があるとひどい咳を伴うのです。
この人の場合はこの細菌には半夏厚朴湯が効果があり、
たまたま半夏厚朴湯を投与していました。
その他にも咳を出す細菌の感染があると
もっと咳き込むことがあります。

歯茎の腫れもあり、胃腸の調子もよくないというのと、
気管支にその他の細菌の潜伏感染もありましたので、
四逆散を投与しました。
そして、この人に合わない食べ物は、米、大根、乳製品、
ネギ類、ナス科、大豆製品、バナナ、パイン、コーヒーです。
コーヒーは自分でも合わないような気がすると自覚していました。
飲むと、胃腸の調子も悪くなるし、
気管も苦しくなるような気がするというのです。
これらの合わない食べ物の悪影響も
上記の3処方で解消されるのです。

今までも薬を飲んでいるのですが、良くなると中断するために、
すっかり体質が改善する状態にまでならずにいるのです。
その結果良くなったり、悪くなったりの繰り返しです。
米が合わないために、
食事を腹いっぱい食べても尚且つ食後に甘いものを食べたくなり、
食べてしまうというのです。
自分に合わないものを食べると、
沢山食べても血糖値が上がるのが遅く、
脳で低血糖の状態が起きて、
その為に食後に甘いものを要求するのです。

こういう話しをすると納得してくれました。
そしてご飯をたべる時はよく噛むようにすること。
それと今言った自分に合わないものは、
できるだけ少なく食べるようにすること。
特に呼吸器の疾患は
ネギ類と乳製品が身体に合わない人がなりやすいので、
苦しいときは控えるようにしてくださいと言いました。


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