第11回
沸騰消毒の時は換気扇を使用しないこと。
ほ乳瓶を消毒する時は煮沸消毒する人が多いと思います。
この時換気扇をかけると、沸騰温度が一度ぐらい下がります。
この為十分消毒が出来ない恐れがあります。
水も十分消毒されないことがあります。
こういう事がありました。
赤ちゃんがいつもお腹を壊して下痢するのです。
治療するとよくなるのですが、どうしてもまたすぐに再発する。
そこで飲んでいるものが良くないと思い調べました。
色々調べてみるとミルクが良くなかったりしたので、
オーリングテストをしていいミルクを探し、
それを飲ませたのです。
しかし、下痢がなかなかよくならず、水が原因かなと思い、
水をオーリングテストして調べると、これが原因でした。
そこで、きちんと沸騰させているか訪ねると、
きちんと沸騰させているという答えです。
お湯を何度も持ってきてもらい調べても同じくダメなのです。
今度は水を持って来てもらい、私の台所で沸騰させてみました。
そうすると沸騰して、一分もしないうちによくなるのです。
そこで、その人の台所まで行って
どういう状態で沸騰させているのか見に行きました。
私の所とあまり違わないのです。
違うのは換気扇が非常に強力なのが付いていました。
換気扇を使用しないとお湯は十分消毒されるのでした。
換気扇を使用すると気圧が下がり、沸点が下がるのです。
赤ちゃんのミルクを作るお湯を作る時やほ乳瓶を煮沸消毒する時は
沸騰したら換気扇を一時止めることが大切です。
家庭で瓶詰めを作る時、
瓶の消毒時にも同じようにするといいです。
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