| 第838回度重なるリピートには耐えられない、ダルマット 2
 料理はお任せです。メインの肉料理を含めて基本的に食材を選ぶ事は出来ませんが、
 リピートして重なる場合は
 ある程度対応して変更してくれるようです。
 付き出しの後の前菜は、魚系が3種の小さな盛り合わせが定番。
 赤身や白身などをマリネや炙りで変化をつけていますが、
 質は価格レベルそのもの。
 この価格で「傑出さ」を期待してはいけません。
 沖縄黒豚を使った自家製ハムに静岡野菜もお約束です。そしてシチリアの塩とオイルが添えられております。
 パンにはローマ、シチリア、サルディーニャのオイルが
 3種用意されています。
 それほど仕入れがかからない、
 脇役のオイルや塩に拘ることによって、
 少しでも高級感とこだわりを出そうとの企業努力が感じ取れます。
 その他にもボイル野菜などヘルシーな皿がでてからのパスタは、ウニ、鰻と野菜、鶏のラグーとその毎回違った量も充分なもの。
 創作系なスパゲッティだけですが悪くはありません。
 問題は当たりはずれがあると思われる肉料理でしょう。
 牛レバー、鶏、鴨と食材が重ならないよう配慮はありましたが、
 調理はいずれもローストとワンパターン。
 量も多すぎるせいもありますが、
 毎回仲間と共に食べ残してしまいました。
 飲み放題のワインは、白・赤共に
 カラフでいくらでもおかわりが出来るシステムです。
 造り手の顔がわからない、ソアヴェと
 赤はサンジョベーゼとラベルにあった格付けなしのテーブルワイン。
 しかし、1500円での飲み放題ですから、
 この価格では質を問うまでも無く、
 酒飲みは満足しなければならないでしょう。
 <結論>思いっきり食べて飲んで8千円しません。
 初めは満足しますが、
 パスタを除いて料理のパターンが限られており、
 度重なる再訪には耐えられません。
 せいぜい季節ごとに一回までの訪問でしょうか。
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