自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第756回
スタッフの制服には清潔感を!

夜のレストランは結構暗いところが多く
目立たないかもしれませんが、ランチ時ではごまかしがききません。
皆様もお気づきになっているかもしれませんが、
ホールスタッフの制服にかなりの汚れを見ることがあります。
先日、原宿の「アンフォール」という
何人もの有名シェフを輩出したフレンチでランチを食べたのですが、
ホール担当の女性スタッフの黒の制服は
かなり見るに耐えないものでした。

袖口の汚れがひどく、まったく清潔感がありません。
しかも、サイズも全然合っていないようで、
袖が長すぎて着付けも下手。
換言すれば、袖が長すぎて
袖口が汚れっぱなしになっていると考えます。
ユニフォームは消耗品でありますし、毎日使用するものですから、
一人に対して何セット支給されているのかしりませんが、
明らかにクリーニング不足。
食を供するところなのですから、
内装、クロス、カトラリーそして、盛り付けをいくら綺麗にしても、
それをサービスする人の衣装が汚れていては
画龍点晴を欠くというものでしょう。
食欲もなくなろうというものです。

このアンフォールは立地も悪くなく、
独立した有名シェフたちの元勤め先ということで知名度はあります。
しかし前を通りたびに感じるのですが、
集客は芳しくないのではないか。
雑誌などマスコミ露出も順調なはずですが
イマイチブレイクしない理由は何なのか。

友里流に言わせていただくと、
若いシェフの写真を雑誌に載せているが逆効果ではないでしょうか。
料理店の厨房責任者としてはあまりに派手なカラーリング。
これほど極端に茶髪にしている料理人はみたことがありません。
眼光も鋭すぎて、読者としては
写真をみて引けてしまうところもあるのではないでしょうか。
実際の人物は知りませんが、
「ベットラ」の落合さんから受ける第一印象とは
対極のシェフであると考えます。


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2005年9月16日(金)

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