自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第361回
やはり最終的には銀座がいいのか

最近の雑誌でよく目に付く企画が「銀座特集」です。
色々な媒体が、これでもかと銀座の料理店を紹介してきています。
最新の「東京ブロス 8月号」でも
料理店やショップなどをその道の達人の紹介として、
210店舗載せていました。

これだけ特集を組むと言う事は、
まだまだ銀座にオープンしてくる店が
後を絶たないという証左なのでしょう。
地代の高い場所柄です。
今年後半も、デュカスが入るシャネルビルや
交詢社ビルのオープンでますます注目を浴びるでしょう。
しかし、そのような高級店ばかりでないのが
最近の銀座オープン店の特徴です。

4〜5年前の西麻布出店ブーム、数年前の南青山と経て、
ここ数年の注目スポットは銀座となるのでしょうか。

フレンチでは「トトキ」、「ナルカミ」、
イタリアンでは「エム ディ ピュー」などの他、
私には意外なのですが、
和食店が結構健闘というか注目されています。
「そっ琢」、「あさみ」、「うち山」、「小十」、
「左京ひがしやま」などが
あらゆる媒体で持て囃さるのはご存知ですね。
銀座で1万円前後の和食というだけで
流行ってしまうのではないかと思えるほど
私にとって疑問な店も多いのですが・・・

あれはもう5年以上前のことでしょうか。
西麻布でやっていたフレンチ「クリニャンクール」の宮本氏が、
満を持して銀座に進出していきましたが、
共同経営者とのトラブルといった噂のなか直ぐに撤退、
今はテレ朝通りでなんとか
「トレフ ミヤモト」を続けているようですが、
すっかり過去の人、過去の店になりました。

物事には時期といったものがあるのでしょうか。
これだけ個人店と見受けられる料理店が出店している現在ならば、
また展開は変わっていたかもしれません。


←前回記事へ

2004年7月10日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ