第83回
フィリピンでのビジネス
知り合いの会社が
フィリピンで面白いビジネスを展開しようとしているので、
ご紹介したいと思います。
一つは、人材ビジネス。
日本で人手が足りない介護関係の人材を
フィリピンで教育して日本の資格をとらせて、
日本に派遣しようというもの。
フィリピン人は、ホスピタリティー満点で
お年寄りを大事にする国民性ですから、
介護ビジネスにはピッタリだと感じています。
問題点は、日本語能力と、日本の安い賃金。
アメリカに行けば、日本より高い給与が保証されるだけでなく、
難しい日本語を学ばなくとも、
元々できる英語をそのまま使えるわけです。
日本は圧倒的に立場が不利ということで、
最近テストもすべてカタカナで可能になったと聞いています。
2つ目は、英語学校。
フィリピンで英語を学ぶ??
と、いぶかしがる方もいると思いますが、
実は私も大学時代に文部省の奨学金を使い
マニラの大学に1年間留学し、英語をマスターしました。
安い費用で楽しく英語がマスターできるということで、
韓国人が大挙フィリピンに来て英語を勉強しているそうで、
こうした英語学校ビジネスが非常に有望なのだそうです。
日本人は、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアと
純英語圏を目指しますが、
日本人が少ないフィリピンの英語学校もお勧めかもしれません。
3つ目は、日本人リタイア向けの住宅開発。
マニラの振興都市に日本の聖路加病院が進出するということで、
その近隣に外国人向けサービスアパート・
日本人リタイア向けマンション開発をしようというもの。
フィリピンの不動産は、区分所有であれば、
40%までは合法的に外国人が取得できるということで、
使わないときは賃貸に・
自分がロングステイしたいときは自分が使える
というコンセプトでの開発だそうです。
海外ロングステイで必須の3条件
「物価が安い」「英語が通じる」「安全」の中、
フィリピンは「安全」に若干問題があり、
ロングステイ地としても魅力がいまひとつでしたが、
この場所は、セキュリティーは万全・
日本の病院も至近距離にあるとなると、面白いかもしれませんね。
大学時代に過ごした最初の海外生活地がフィリピンなので、
期間は1年でしたが、第2の故郷のようになつかしく思っています。
面白そうなビジネスがあったら、皆さん是非紹介してください。
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