第72回
調整局面を迎えたベトナム株（１）

日本の投資家の間で
ベトナム株が大人気です。
ベトナム株は現在日本の証券会社では
取次ぎを行っていないため、
ベトナムの証券会社に
口座を開設する必要があります。
その為、たくさんの日本人がベトナムに行って
口座を開設しています。

現在外国人個人投資家の口座数は3000程度ですが、
日本人がその中で半分以上を占めています。
しかしながら、
ベトナムは証券取引制度がまだまだ未熟であり、
情報があまりにも少ないのです。
何よりも、
ここにきて相場が調整局面に入っています。
その動きと背景を認識しておきたと思います。

ベトナム株の代表指数であるＶＮ指数は、
ホーチミン証券取引所に上場している
全上場企業（現在109銘柄）の
時価総額で計算され、
５月20日時点で1020ポイントです。
（2000年7月28日の時価総額＝100として算出される）。
今年３月12日に
過去最高の1170.7ポイントを記録してから下落に転じ、
この２ヶ月間に一時期20％以上下がりましたが、
再度上昇局面に入り、
今までの下がり幅は13％程度です。

＜次回に続く＞