人生を楽しみ、豊かにすごすために

第49回
お客さんと上司とどっちが大事?
韓国ビジネスマンの驚くべき行動!

前号で、韓国企業への営業についてお話しましたが、
今日は、韓国企業から接待を受けたときのエピソードを
ご紹介したいと思います。

香港は、当時韓国企業にとっても
中国進出の戦略的拠点だったこともあり、
現地法人の社長が
本社の上席重役を兼任しているケースが多くありました。

あるとき、
中堅大手総合商社で本社の専務を兼任する
超大物現地法人社長から、支店長と私に夕食の招待があり、
新規開拓先としてアタックしていたこともあり、
喜び勇んで接待の席に向かいました。

先方は専務を筆頭に4名、こちらは支店長と私の2名。
専務は中国通で中国語ベラベラの国際派ビジネスマン。
こちらが接待されているので、
専務も丁寧に対応してくれ、仕事の話題もはずみ、
いい雰囲気です。

ただ、専務以外の3名は、
専務があまりにも大物なのか、接待なれしていないのか、
極度に緊張していて、
ほとんどしゃべらず、酒もタバコも吸わず、
ひたすら話を聞いているだけです。

小一時間時間が経過して、
専務がお手洗いに行くと席を離れた時です。
突然彼らは、タバコに火をつけてプカプカ吸出し、
酒を飲み、我々と話し出しました。

「いやあ、専務は社内で非常に偉い人なので、
韓国では偉い人の前ではタバコをすったり、
酒を飲んだりしてはいけないんですよ。」

「????」

日本ではいかに社内で偉い人でも、お客様の方が立場は上。
お客様は神様ですよね。

韓国式では、お客様の前でも、身内の上席が上なんです。
あきれてしまいました。

でも、僕もサラリーマン時代にこんなことを言う人もいました。

「客はいっときの客。上司はサラリーマン人生一生の上司。」

そんな考え方する奴、私は嫌いです。


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2007年3月14日(水)

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