第23回
日本の農業技術を使って中国で大儲けを企む
マレーシア華僑の壮大な構想とは?
マレーシア華僑のCさんは、
日本への留学経験とゼネコンでの勤務経験を持つ
日本語ベラベラの優秀なビジネスマンです。
今、彼は日本の農業技術を使った農業ビジネスを
中国で展開しようと日々奮闘しています。
その技術とは、野菜の完全管理培養技術で、
土壌、種、温度、肥料などすべてを係数管理するもので、
非常に客観性が高く、マニュアルをきちんと守れば
「おいしくて、安全な、みずみずしい野菜」
が収穫できます。
私も実際、試食してみましたが、おいしい!の一言で、
中国人だけでなく、日本の主婦も絶賛していました。
日本の野菜は世界で一番おいしいことで有名ですが、
中国では人体に有害な肥料、殺虫剤を多用することから、
有害物質が野菜に残留し、
ひどいケースでは
死人まで発生する事故がたびたびおきています。
その為、有識者・富裕層の中国人は、
安全な有機栽培野菜を求めているそうです。
現在彼は、上海の郊外で、
周辺農家と協力してこのプロジェクトを進めています。
上海で成功すれば、
すべての大都市に
このビジネスを広げていこうという構想です。
日本の農業技術に目をつけ、
中国に利用している彼のビジネスセンスに脱帽です!
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