中国株投資のプロによる長期見通し、IPO情報-ドラゴンの眼で見よ-杉 新悟

上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第262回
次々と・・・

先週末、再度
預金準備率の引き上げが行われました。

もちろんこれは、
予想以上に早過ぎる経済成長への
予防措置でもあります。

市場は一度下落しましたが、
それほど厳しい引き締め政策ではなかったため、
株価も戻ってきました。

今週に入ってから
投資に関する規定も発表されています。

証券会社の資産運用業務実施規定が発表されました。
これには海外投資代理業務に関する規定も盛り込まれており、
証券会社の資産運用の幅がさらに広がり、
市場への資金の呼び込みに繋がるとみているようです。

また、今年4月に解禁されたQDII制度ですが、
投資枠がまだ設定されていませんでしたが、
中国銀行(3988)、
中国工商銀行、
東亜銀行(0023)
についての投資枠が確定しました。

それぞれ25億米ドル、20億米ドル、3億米ドルを上限に
国内で集めた人民元を外貨に転換して、
海外市場で運用ができるようになります。

まだまだ、投資枠も少なく、
運用できる資産も限られてきますが、
随時この枠も拡大され、
投資対象も増えることでしょう。

上記3行以外にも
建設銀行(0939)や
交通銀行(3328)も
申請を行っているようです。

このような政策が
次々と出てくるということは、
まだまだ未熟な市場ということでもありますが、
それだけ成長の余地も隠されている
ということでしょう。

では前回の答えは
今の情勢がどうのようになっているのかを見極め、
何をするべきなのかを知っているものが、
才知などが常人よりすぐれている者である
という意味です。

もちろん数年後を見通すことも大事ですが、
今やるべきことも疎かにはできません。

では今回は
老子:
柔弱は剛強に勝つ

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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