中国株投資のプロによる長期見通し、IPO情報-ドラゴンの眼で見よ-杉 新悟

上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第258回
アメとムチと

中国にも規制緩和の波が押し寄せています。

ます、最大の関心事として
人民元改革が挙げられるでしょう。

条件が整った段階で
人民元の変動幅を拡大すべきだと話が
人民銀行の関係者から出てきました。

これにより貿易収支の不均衡を抑え
米国からの圧力を減らそうとする思惑があるようです。

また、保険会社による株式の運用枠を
拡大しようとする動きもあるようです。

安定的な資金である保険会社の資金を
株式市場に取り込むことにより、
今後の株式市場の更なる発展を目指そうとしています。

金融市場には
規制緩和というアメをすすめる一方、
固定資産投資、
特に不動産取引については
ムチが振り続けられています。

不動産取引の規制は
以前から続いていますが、
段階を踏まえて規制を強化し、
不動産バブル崩壊を
食い止めようとしています。

上記のように中国政府は
アメとムチを織り交ぜることによって、
持続的な経済運営を進めています。

では前回の答えは、
日本のことわざである
井の中の蛙大海を知らず
と同じ意味です。

視野の狭さを皮肉った言葉で、
細い管で空を見ていることを表します。

私たちも気がつけば
そのような状況に陥っているかもしれません。
視野を広く、回りをよく見て
行動や投資をしましょう。

では今回は、
老子:
功遂げ身退くは、天の道なり

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

←前回記事へ 2006年7月12日(水) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ