中国株投資のプロによる長期見通し、IPO情報-ドラゴンの眼で見よ-杉 新悟

上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第249回
またまた金融引締め

16日に人民銀行は、
預金準備率を約2年ぶりに0.5%引き上げ
8%にしました。

預金準備率とは
民間の銀行が集めた預金を
預金準備率の割合で人民銀行に預けさせる制度です。

預けさせる金額を多くすることによって
市場に出回るお金の量を減らして、
投資の加熱を冷やす目的があります。

4月末の利上げに続く金融引締策で、
1月から5月の固定資産投資などが大きく伸び過ぎたためです。

中国の場合、
金融システムがよく機能しているとは言えないため、
金融引締策だけでは効果が弱いと言われます。

したがって、金融引締策は
市場へのメッセージの意味合いが強くなります。
今後は銀行への直接の行政指導があると思われます。

なぜ株を下げさせる可能性のある政策を出すのか
と思う方もおられると思いますが、
何事も行き過ぎは大きすぎる被害を招きます。

固定資産投資が
前年同月比で30%以上も伸びており、
GDPの成長率と比べても明らかに突出しています。

中国の政策当局には
バブルが崩壊した日本の二の舞だけは
絶対にならないようにしようという想いが
非常に強いのかも知れません。

では前回の答えは、
立派な人は、
たとえ仲が悪くなって交際を絶った人でも、
相手の悪口は言わない
という意味です。

悪口をどこで聞いているかもわかりません。
また、仲直りをする機会も奪ってしまうかも知れません。

ストレスを発散するのもいいですが、
悪口は自分のためになることは非常に少ない
と思っておくべきでしょう。

それでは今回は
孟子:
道は爾きに在り、
而るにこれを遠きに求む

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

←前回記事へ 2006年6月19日(月) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ