上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第170回
アジア歴訪

今週から米国のブッシュ大統領が
アジア各国を訪問します。
15日に日本に入り、
その後、韓国で、
アジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席して、
19日に北京に入る予定です。

今回のアジア歴訪は、
アジア各国との関係強化と
経済や紛争など
様々な問題を話し合うためです。
特に中国では、人民元の切り上げなど、
中国の経済について議論されるようです。

今、中国の経済は、
不動産バブルや成長が限界になってきたなど、
いろいろ悪いことも言われているようですが、
皆様もご存知の通り、
経済の成長は衰えを見せていません。

世界最大の経済力を持つ米国でさえ、
中国の台頭には警戒しています。
また、米国の対中国の貿易赤字は
拡大傾向にあり、
現在では、日本を追い抜き、
米国の貿易赤字の
4分の1を占めるまでになっています。
中国は米国にとって、
切っても切れない関係になってきているのです。

ブッシュ大統領にとって、
今回のアジア歴訪は
なんとしても、
成果を上げたい重要な外交です。

今の米国の足元は、
いろいろな不満や問題が
山積みになっています。
これらの問題をすぐに解決することは
非常に困難であり、
支持率も低下しています。

この打開策の1つとして、
米国経済にとってもっとも関心のある
中国との首脳会談で、
なんらの成果を持って帰りたいでしょう。

これが、人民元の切り上げなのかは
わかりませんが、
全世界の経済にとって、
重要な会談になることは
間違いないのではないでしょうか。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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