上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第164回
上場と再編

昨日、「中国建設銀行」が上場しました。
初値は公募価格と同じ、
2.35香港ドルでした。

公募価格と同じであり、
公募株を当てた人は、
儲けていないわけですから、
新規上場は失敗したのかと思われますが、
私は上場は成功したと思っています。

今回の上場は、
株価の上昇も大きな目的ですが、
最大の目的は、
安定した株価の形成であると思います。
つまり、あまり急激に上昇してしまい、
その後、急激に下落して、
株式の信頼を損なうようなことは
避けたいのです。

また、成功のバロメーターとして、
36億株の驚異的な出来高も
無視してはいけません。
発行株数が多いので、
出来高が多いのも当たり前だと
考えるかもしれませが、
これだけの売り物を消化できるほど
人気もあるわけです。

また、中国建設銀行は
非流通株を持たないため
ハンセン指数構成銘柄になる可能性も
出てきました。
これから先がさらに
楽しみな銘柄になりそうです。

【吉林化工 H株 0368】

昨日、吉林化工が、
売買停止になりました。
売買停止の理由は
まだ発表されていませんが、
親会社である「ペトロチャイナ」が
同社を含む子会社の再編を
行うのではないかということです。

以前にも何度もうわさになっていましたが、
いよいよ、石油会社の再編の動きが
本格してきそうです。

また、「シノペック」も
子会社の再編を行うのではないかとの、
うわさも出ています。
同社の子会社の動向も
チェックしておくべきでしょう。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

←前回記事へ 2005年10月28日(金) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ