上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第153回
いよいよ、動き出す?

昨日の中国株市場は
大幅高となりました。
H株指数は188ポイント高の
5218.21ポイント。
そのほかの市場も、
軒並み大幅高となりました。

この理由はいくつかあります。
今までは、
中国国内の証券会社が倒産したとき、
個人投資家の資産保護がされていませんでした。
そのために、投資家は
安心して投資ができませんでした。
これを打開するために
投資家保護基金を設立し、
投資家の資産が保護されるようになりました。
よって投資家は安心して株式の売買ができます。

次に、非流通株改革が順調に進んでおり、
H株とB株に同時上場している企業の
非流通株改革の時期が来たと伝えられました。

今まで、B株やH株の非流通株改革は
対価が支払われないなど、
ネガティブな話ばかりでしたが、
国慶節を前にB株やH株株主に対して、
配慮した政策がでるのではないか
といううわさが市場に流れました。
これにより、H株やB株市場に
安心感が広がり、
市場に買いが入りました。

また、全体の指数も
8月の半ばを過ぎた後、
だらだらと調整をしていました。
H株指数を見てみれば、
今週の初め、5000ポイントを
割っている場面もありました。

しかし、数日を過ぎた後、
人民元切り上げ前の水準である、
4800ポイントから
4900ポイント前後まで
下げる可能性もありましたが、
あまり下げずに
5000ポイント前後で推移していたため、
下値不安がなくなり、
そのほかの要因を伴って
急反発したのではないかと思います。

市場では何が好材料になり
悪材料になるのか
わからない場面が出てきます。
しかし、中国経済の基礎的要因が
強いことには変わりなく、
経済が高成長を続けています。

一喜一憂することも楽しいですが、
どっしりと構えて、
投資することが重要だと思います。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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