上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第150回
今、一番気にしている銘柄

第145回でもご紹介しましたが
いよいよ、中国建設銀行が早ければ、
10月下旬にも上場するようです。
昨日は香港上場のために、
香港証券取引所上場委員会から
質問を受けたようです。

今回の資金調達金額は
65億米ドル(約7200億円)の予定で、
2003年に上場した、
「中国人寿保険」の30億米ドルや
2000年に上場した
「チャイナユニコム」の
52億米ドルを上回る、
過去最大規模になる予定です。

公募価格も消息筋によれば、
1香港ドル後半の値段ではないか
という話も聞きます。
これは現在上場している
どの銀行の株価より安く、
非常に魅力的な株価であると言えます。
その証拠というわけではありませんが、
早くも「建設銀行」へと乗り換えるために
「交通銀行」を売却しているのではないか、
という動きも見られました。

現在、私が気にしている銘柄は、
この「交通銀行」です。
規模は四大銀行に劣りますが、
中国の銀行の中では、
2.45%と低い不良債権比率、
そして、「HSBC」が四大銀行ではなく
この銀行に19.9%も
出資しているという事実が
この銀行を物語っていると思います。

ここ数年、外資もインフラ関連に
積極的に投資してきましたが、
これからはエネルギー関連や
サービス関連にも投資を拡大しつつあります。
特に7月の人民元切り上げて
バスケット通貨制度に変更して以降、
中国の金融業界が再度注目を浴びています。

経済の血液である、お金を司る銀行。
これから目を離すわけにはいきません。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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