上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第142回
各業界の傾向 その3

【高速道路業界】

今期の中間決算は思った以上に
健闘したのではないかと思います。
昨年からの金融引き締めにより、
自動車の販売台数の減少、
また、道路の拡張のため、
交通量が減った高速道路会社もありました。

しかし、2、3社を除いて、増益でした。
特にこの1年間で
目立った動きをしている銘柄は
「安徽高速 H株0995」です。
高速道路株全体が
伸び悩んでいる中で、
この銘柄は約2倍弱の
株価の上昇となっています。

安徽省が発展していることもあわせて
今まで評価されなかった銘柄が
評価されてきたということでしょう。

そのほかの銘柄は
あまり株価が動かなかったものが多いですが、
そろそろ、動いてくる時期が
近づいているのではないかと思います。

【鉄鋼業界】

同業界はここ数年、
驚異的な成長を遂げ発展してきました。
しかし、今年は一度踊り場を迎えそうです。
その最大の原因は、
皆様もご存知のように
原材料価格の高騰です。
鉄鉱石も高いですが、
現在はコークスの高騰が続いています。

このことによりコストが増大し
収益を圧迫しそうです。
株価も低迷しあまり元気がありません。
しかし、この動きを見ている限り、
ある程度は
織り込んできたのではないのかなと思います。
また、配当利回りの高さは健在ですので、
安いうちに仕込んでおくことも
ひとつの方法かもしれません。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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