上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です
第135回
突然の下落
中国株市場が2日続けて
大幅に下落しました。
まだ考察している段階ですが、
私なりに考えていることを
ご紹介させていただきます。
ご存知のように
中国株市場は人民元の切り上げ以後
上昇してきました。
しかし、上昇し続けたため
なかなか利益を確定する時期もなく
今日まで動いてきました。
指数上昇を引っ張っていた
「ペトロチャイナ 0857」の上昇が止まり、
7香港ドル前後で動き始めました。
その後は他の石油関連株や
資源株などの銘柄が上昇し、
指数は上昇しました。
しかし、石油株とりわけ
「ペトロチャイナ」や
「中国海洋石油(CNOOC) 0883」が
中心になって動いていたことに変わりはなく
その後の動向が注目されていました。
そして、石油株の動きを左右する
指標のひとつである「WTI」
(ウェスト・テキサス・インターメディエイト)
原油先物指数が急落しました。
これを受けて、
石油株の利益確定を促し、
軒並み下落しました。
また、そのほかの銘柄も
利益確定の機会を伺っていましたが、
石油株の下落に伴い、
指数が大幅に下落し
こちらも利益確定が増加したようです。
しかし、昨日の動きを見ていると
大引けにかけては買戻しも入り、
下落幅も縮小しました。
今後も一波乱も二波乱も
ありそうですが、
絶好の買場であると思って
よいのではないでしょうか。
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