上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第114回
ユーラシアトライアングル

発展の著しい国の頭文字をとって
BRICsと呼ばれている
国々があります。

ブラジル、ロシア、インド
そして、中国です。
中国が先に目覚しい発展を遂げており、
日本では隣国と言うこともあって、
積極的な投資が行われています。

しかし、中国本土市場の低迷と共に、
様々な中国の悪い報道も多くなり、
もう中国の成長は
終わってしまったのでは・・・
中国はダメだから次はインドだ、
と言う人もいるぐらいです。

果たして本当に中国の成長は
止まってしまったのでしょうか。
また、これからは中国に
投資するのは危険なのでしょうか。

私はそうは思いません。
極論を言えば、現在
中国の成長が止まってしまえば、
ほとんどの国の経済は
成長をストップさせてしまうでしょう。
また、ほかの国々には、
中国ほどの経済力はありませんので、
中国の代わりを務めることも
今すぐは無理があるでしょう。

では、どうするのか。
私が今、注目しているのは、
ロシア、インド、中国の
三ヶ国の結びつきです。
政治、経済でともに
力をつけてきたこの三ヶ国は
結びつきを強めつつあります。

たった一カ国では、
持続的な成長を続けることは
難しいということを
理解しているのです。
もしかしたら、
米国やEUなどに匹敵する、
経済圏の構想もあるかもしれません。

中国かインドかという
2元論ではなく、
もっと広い視野で
世界を見なければなりません。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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