上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第80回
金利引き上げ

先週末、香港のプライムレート
(最優遇貸出金利)が
0.25%引き上げられ、
5.25%となりました。
今週の米国FOMCでの利上げが
確実視されていたので、
先行しての利上げでした。

しかし、米国の利上げ幅が
事前予想よりも大きくなり、
香港の金利もさらに上がるのではないか
という観測が流れたため
香港株は金利に敏感な不動産株と、
石油株の利益確定売りを中心に下落しました。

また、米国、香港の金利引き上げと共に
中国本土の金利引き上げ懸念もありましたが、
フタを開けてみれば、杞憂で終わりました。

中国本土の利上げは、
CPI が目標の4%台を上回らなければ、
利上げは無いと思います。

昨日(3/24)の
H株指数は4,800.40ポイント、
(―10.91ポイント)でした。

【上海石油化工に再度注目】

23日に第75回でご紹介した
「上海石油化工(H株 0338)」の
決算発表がありました。
売上高 33.3%増
純利益 183.3%増と
好決算を発表しています。
また、24日終値ベースでのPERは6.2倍、
予想配当利回りは約5.8%と割安感があり、
高配当銘柄であることが伺えます。
株価が下落している今、
仕込んでいく銘柄だと思います。

参考までにH株の24日終値ベース、
予想配当利回り(中間配当を含まず)
3%以上の銘柄を
ご紹介させていただきます。

「広深鉄路 0525」
PER 23.6倍
予想配当利回り 3.5%

「江蘇高速 0177」
PER 18.3倍
予想配当利回り 3.9%

「重慶鋼鉄 1053」
PER 3.9倍
予想配当利回り 4.8%

「中海コンテナ 2866」
PER 5.0倍
予想配当利回り 5.0%

「北京首創置業 2868」
PER 11.9倍
予想配当利回り 3.3%

「鞍鋼新軋鋼 0347」
PER 7.9倍
予想配当利回り 6.2%

「華能国際電力 0902」
PER 13.7倍
予想配当利回り 4.1%

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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