上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第56回
小さな事ですが、チャンスマンは前髪だけ?

「エスドスカシミア(上海B 900936)」の
残念な事件に関して
第54回でお伝えいたしました
しかし、コラムの最後に
私見ではありますが
「買いのチャンス」と
書かさせていただきました。

売買停止の翌日、翌々日と
2日間はストップ安を交えて
約786万株の出来高でした。
3日目(1/20)はザラ場で
2日目のストップ安
株価0.234米ドルを付けたものの、
大引けは0.240米ドルと
僅かですが前日比1.2%上昇しました。
前週末は2.9%の上昇で
出来高は191万株です。

現時点で、
たった4日間の同社の株価だけで
株式投資の云々の話をするつもりはありませんが、
3日間のうち約1000万株は
新安値で売却され、
逆に1000万株は
新安値で購入されたわけです。
もし、同社株を新安値近辺で
購入された投資家は
先週末には5.6%のパフォーマンスを
実感されているでしょう。

今、B株は低迷を続け、
H株なども低調な動きとなっています。
一昨年のSARS暴落の後、
また、昨年は5月の下落の時、
「前髪だけのチャンスマン」がいたことを
私たちは後から気づきます。

「エルドスカシミア」の今回の事件は
先にも述べましたが、
同社の屋台骨を揺るがすものではなく
一過性の事件としてとらえました。
もちろん、社会的責任は逃れられませんが、
チャンスマンの前髪をつかむには
リスクは覚悟の上で、
一握りの勇気が必要です。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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