「古い商売からITビジネスを見ると・・・」
明けましておめでとうございます。
本年が皆様にとって良いお年になりますようお祈り申し上げます。
さて、僕は骨董というものは
刺身のツマのようなものだと思っている。
あれば器の料理を見栄え良くするし、
なくても味が変わることもない。
食べて栄養が取れるわけでもない。
しかし、上等のトロや牡丹海老だけを皿に盛り上げても
客は喜ばない。
商品価値もうんと落ちるだろう。
世の中にはこんな役目を持ったものが沢山あるように思う。
刺身のツマ系商品は
景気の上昇局面でもそんなに売れるわけではなく、
ゆっくりと必需品の後についてゆくものだ。
景気が良い良いと新聞等が囃し立てている時でも
我々ツマ系は
「あんまりぱっとしまへんなあ」
と同業者同士言いあっているのが骨董屋だ。
景気が加熱し、ピークになって
世の中にお金が散らかるようになってくるとやっと
「骨董でも買って楽しもうか」
という人が出てくるのである。
そんな人はその時代で一番脚光を浴びる職業の人たちである。
30年近くやっているが景気の過熱は幾度かあった。
昨今ITビジネス長者が
しばしば新聞や雑誌で取り上げられているが、
わが骨董業界にあまり出没しないのは何故だろう。
まだ社会の隅々を照らすほどの利益を上げている人が
少ないのだろう。
新聞や雑誌はこの厳しい時代の中、
取り上げるものがないから
リップサービスでIT長者を作り出しているのかな。
僕は2005年度、骨董商売が潤うような
素晴らしい景気の上昇局面が生まれるよう
初詣でお願いするつもりだ。
さて、本年はむちゃくちゃ面白い残り90回のコラムを書きます。
「スリリングな旅」、
「面白い品物」、
「経済的な側面」
をキーワードにして
コンスタントにアクセスが1000件を超えるようにしたい。
今年もよろしくお願いいたします。
島津法樹
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