パリだけがフランスではありません

第101回
横並び気遣い一切無用は楽です

昨日9月6日は息子の10回目の誕生日でした。
近所に住む祖父母を招き、
我が家でささやかな誕生祝いをしました。
フランスでもそれぞれの誕生日は、けっこうみな大切にしています。

が、息子の場合、誕生日は当日で終ったわけではありません。
10日の土曜日、
今度は友達を招いての誕生会をしなければならないからです。
といってもこれはどこの子も一様にする事ではありません。

日本の子供たち(特に小学生だと思いますが)の間で
誕生会はどのようになっているのでしょう。
もう40年も前の話になってしまいます(やれやれ)が、
当時の小学校では仲の良い友達を招いての誕生会は流行でした。
まあ「流行」というより
横並び気遣いの結果だったかもしれませんが…
今にして思うと必ず昼食に招いたので、親は大変だったと思います。

ここではたいてい学校のない水曜日か土曜日の午後に開かれます。
ボンボン(あめ類)やビスケットなど、
普段は甘いからと制限されるお菓子をたっぷり用意したり、
クレープなどが振舞われます。
ここ1年前から「パジャマ・パーティ」といって、
4〜5人を夕食付き泊まりでご招待(ただし寝袋持参)というのも
出現しました。

でもこの間あそこで招かれたから今度は我が家も、
といった気遣いは一切いりません。
どんなに何回いろいろな子から招かれていても、
「誕生会はしません」というかのごとく一度もしない家もあります。
去年はしたけど今年はしない。
何年振りかに子供にせがまれて仕方なく、などなど。
いずれにしてもそれぞれの家庭の事情で
開いたり開かなかったりが当たり前なので気楽です。

だから今年の誕生会はしなくても良いと思っていたのですが、
結局息子にせがまれOKしました。
ただし招待客は5人までと制限しました。
なぜなら、これまで毎年彼の言うがままに
10人(去年初めて女の子も呼んだのです)を越す招待客で、
家中てんやわんやだったからです。
それと来年中学に上がったら、もうやりません。


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2005年9月7日(水)

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